招き猫/乙川人形



招き猫/乙川人形/乙川人形屋/杉浦實さん作/高さ7cm
約200年前に飛脚の杉浦伊佐衛門が始めた乙川(おっかわ)人形。
京都に出入りするうちに人形作りに興味を持ち、密かにその技を盗み学んだことで始まったそうです。
飛脚から人形作家へ。その人生に不思議と感動を覚えました。
この招き猫、長めのひげと耳まわりに入った黒い模様が特徴的。
全体の白と黒の配色バランスも絶妙で美しい佇まいに目を奪われます。
そのせいか、一見シンプルな招き猫に見えますが、とても印象的な招き猫になっています。
実は、現在日本で最もよく見かける「常滑系招き猫」は乙川人形が原型と言われています。
この招き猫でない他の乙川人形の招き猫は、常滑系とそっくりなのです。