1988年に三重県名張市にて方隆窯志乃を開いた篠田正隆さん。
今は亡くなってしまいましたが、自由で個性的な招き猫をいくつも残しました。
「白猫と黒猫が仲良くお風呂に入っている招き猫。」
言葉にしただけでほっこりして欲しくなる、他にはない招き猫です。
日本招猫倶楽部で過去に頒布されたという話を何処かで聞きました。
篠田さんは日本招猫倶楽部中部支部で世話役をしていたそう。
僕が入会するずっと以前で、その時代の楽しそうな雰囲気をついつい想像してしまうのでした。
2022年に『旅猫雑貨店』の開店20周年記念『旅する黒猫展』で発売された黒猫です。
岡山県のヤマイチアツコさんの作品で、同店のキャラクターである黒猫がモチーフとなっています。
旅をする黒猫とそれだけでも絵になる、物語のワンシーンみたいな作品です。
「おーい」と仲間に呼びかけているのか、「こっちにおいでよ」と呼んでいるのか。
「こっちにおいでよ」の方でしたら招き猫ですね。
20周年記念で作家さんに特別な招き猫を製作していただけるのが羨ましい。
招き猫パワーも20年続ければそういう日が来るのでしょうか。
別名義で短歌やエッセイの本も出版している多才な作家habotanさんの招き猫です。
手びねりのため全てが一点物。かつ、数が多いのに同じと感じさせない作品ばかりです。
今戸焼の丸〆猫をイメージして制作されたこの猫ちゃん。
腕や腰を誇張しつつも、とぼけた顔も相まって絶妙なバランスでユーモラスなかわいい世界観になっています。
このブログを書いていたらhabotanさんの書く文章とはどんなものだろうと気になってしまい、思わずエッセイ集『生活フォーエバー』を注文してしまいました。
